【西野の話】今回のブログは過去最高に長いので、気軽にクリックする事はオススメしません。笑
西野でございます。
本日は自己最高の長さでお届けする予定ですので、数日に分けてお読みください。笑
っと言うのも、最近バタバタしておりまして更新が出来ていなかったのが最大の原因でございます。
さ~それでは張り切ってキーボードをテケテケ入力していきます。
まずは西東京店、初のモンスターエンジン、S&S124”HOT SET UP KITの件から。
仙台出身であり、秀島マネージャーを師匠に持つ男、長谷川くん。
彼を職人と呼ばずして誰を職人と呼ぶのか・・・なんて。
今まで一緒にお仕事をさせて頂いたメカニックの中で、一番丁寧で、慎重で、綺麗な作業をします。
今回のエンジンを組むに当たって、何回も、何回も、何回も、組んで確認、ばらして確認、をループ。
そんなHさんのモンスターエンジンがこちら。
S&Sとヘッドに刻まれ、紛れもなく、スーパーストックなモンスターエンジンへ。
名チューナー、秀島さんの協力の下、124”HOT SET UP KITだけではなく、ノウハウを注入。
その一つがこの青いカムサポートプレートと中に入っているオイルポンプ。
そのままでも組めるのですが、そこはチューニングの世界、いいパーツで保険を強化。
オイルポンプ界では一番の性能を秘めたS&SのTC3 OIL PUMP。
自分の1998年のダイナにもS&Sのハイボリュームを入れてますが、その差は歴然でした。
本来、ツインカムはオイルポンプの性能が良いので、相当の事がないと交換する必要はないのですが。
今回はモンスターエンジンですので、Hさんにもご理解頂き、交換させて頂くはこびと相成りました。
腰上を一度ばらして、フレームに乗るモンスターエンジン、ブルーフェイスバージョン。
ヘッドボルトもセットに入ってくるんですが、純正とは違い、HOT RODな雰囲気です。
そして、凛とした雰囲気でエンジンを丁寧に組み付ける長谷川工場長、スケベな37歳。
そしてギアドライブのイージースタートカムをセット。
カムのギミックで初動のコンプレッションを抜いて、始動性を上げるアイデアパーツでございます。
2009年ダイナはACR(オートコンプレッションリリース)が搭載されていないので、これがべストかと。
尚、1,690cc以上のハーレーダビッドソンには全て、ACRが標準装備されております。
そして鼻フックならぬ、プッシュロッドカバーをフック。
長谷川工場長のサディスティックな一面を垣間見た気が・・・。
インテークとエキゾーストのポートはそれぞれの考えが埋め込まれてました。
インテークは内側にフィンが。
エキゾースト側は楕円形に。
これらによって流速が変わり、パワーを引き出してくれるんでしょう。(西野の推測)
ロッカーカバーもS&Sのハイリフトにも対応したロッカーカバーに変更。
チューニングをしなくても、換えると雰囲気が変わって好きなアイテムざます。
スロットルボディーもS&Sの58mmをチョイス。
本当はもっと大きい口径にしたかったのですが、ワイヤータイプではS&Sは58mmが最大。
ただ、街乗りも視野に入れているので、58mmの方が乗りやすいであろう選択。
しかもエアクリーナーは124”をアピール。
こちらはオプションで別途購入が必要なんざます。笑
そうして昨日、秀島チューナーの手によってベースラインランを終えたHさんのFXDF。
さすがにこれだけのモーターなので、試運転を重ねて、各部確認の上、納車予定です。
ただ、本来のセットアップにはあと3,000kmの慣らし運転の後。
これがHさん我慢出来ない!って事なので、どうしましょ・・・、長谷川くん?秀島さん?
AさんのFLHR、1,600ccへの冒険。
Hさんのモンスターがある程度見えて来たので、長谷川くんの次の仕事はこちら。
1,450ccからピストンとシリンダーの交換で1,600ccまでボアアップしちゃうS&Sのキット。
こちらの何が冒険かと言いますと、シリンダースリーブが極薄なんざます。
スクリーミンイーグルから出ている1,690ccを1,800ccにするのもこの考え方。
S&Sでは最大1,450ccを1,640ccまで出来るキットまで販売されてます・・・。
Aさんは悩んだ結果、1,600ccに。
これでも十分にトルクフルなアメリカンスピリットを感じられる筈です。
ただ、AさんのFLHRにもACRが搭載されていない為、こちらはスクリーミンイーグルのMCRを装着。
MCR(メカニカルコンプレッションリリース)。
こちらは手動でヘッドに装着したMCRの頭を押して、機械的にコンプレッションを抜く代物。
こちらは部品代は安価なんですが、加工費用が高いのが難点。
それでもACRを入れる事を考えれば安いものです。
その為、ヘッドだけドナドナ。
戻って来たら組み付けをして、早急にAさんの元へ。
今月中には納車出来るかもとの事でございまする。
OさんのXLH883HUGGER、1,200ccへボアアップ。
これまたエンジンチューニングのお仕事でありまして。
思えば叶うものなんですね。
以前からエンジンチューニングには興味があったものの、一歩踏み込めなかった・・・。
その一歩を進む事が出来たのは長谷川くんのお陰。笑
こちらはリバースドーム型のピストンでございまして。
883ccのヘッドに対応した1,200ccのピストンでございます。
一個、一個、袋に入った高級感のあるワイセコのピストン。
こちらのピストンを選んだのはOさんのカスタムの方向性を加味しての事でありまして。
チューニング!っていうとカム山の高いカム入れて、圧縮比上げて、ピストンも大きいのみたいな。
今回は乗り味に拘ってみました。
883ccのマイルドな乗り味を活かしつつ、1,200ccに出来ないかと。
であれば、圧縮比を抑えてマイルドな1,200ccをと。
いろいろ探したらありました、ワイセコさんで、リバースドームで8.5:1が。
早速Oさんに相談して、快諾。
更に、シリンダーのみ黒くしちゃうお洒落まで快諾。
ワクワクしちゃいます。
早速オーバーサイズ加工にJUNさんにドナドナ。
ちなみに883ccのシリンダーのスリーブの厚み。
さっきのとの違いで、どちらも両極端ではありますが、厚み、薄み、お分かりいただけたかと。
Kさんの指令。
Kさんの希望を叶える、それが内山くんの指名であり、任務。
最近、ず~っと削って、溶接して、磨いて、をループ。
長谷川くんに続き、内山くんもループ地獄。
鈴木くんのみ、日常を送っております。笑
そして大分姿を現し始めたKさんの指令。
ふと撮った職人内山くんの一枚。
いい写真な気がしております。
決意や思いを感じる一枚。
切子が舞うので内山くんの小部屋まで出来ちゃう始末。
そしてその中で削り、磨く日々。
そしてゴールは見えました。
あとはパウダーコーティングとメッキ加工に託すのみ。
戻ってくるまで一度Kさんのサイドカーはガレージにドナドナ。
最後に可愛いウインカーブザー装着しました。笑
チャプター役員NさんのFLHTK。
年間1万キロでは足りないNさんのFLHTK。
納車して3年で8万キロに突入するNさんのFLHTK。
バイクとして生まれたからにはそれだけ走れる事がバイクとして幸せなのか、過酷なのか。
それは私達にはわからない事ですが、唯一分かるとすれば調子が良いか、悪いか。なんて。
今回は定期点検とカスタムでご入庫。
一つ目がホーンが「フ~ン」ってかなり小さい音でしか鳴らなくなってしまたFLHTK。
ノーマルホーンは同じ音、同じ形で1万円弱するので、Nさんが出した答えはベンツ。
ベンツホーンの良い音色をFLHTKくんに。
一番シンプルに付けさせて頂きました。
音色はこちら。
さらにいつまでたってもやって来ない黄色いレンズ。
全然来ないので、自分が使ったVANSのイエローフォグをご提供。
塗るだけで簡単にレンズがイエローに。
自分は7”ヘッドライトのイエローレンズが無くて、これにしました。
使った感じ、ごく自然でございました。
セラミックエアー、好評充填中。
2回目の方、続出中のセラミックエアー。
メーカーさん、科学的根拠を今頑張っているそうです。
二輪は一台1,080円。
トライクは一台1,620円。
自分のFLHX、峠道を走るのが如実に楽しくなりました。笑
OさんのFLSS。
ガレージの問題もあり、XL1200Xのハンドルを装着したOさんのFLSS。
ワイドなハンドルから、ナローなハンドル、個人的にはすごく好きです。
OさんのFLSTS、車検で入庫。
あれから2度目の車検。
この車両の雰囲気、大好きです。
「本日のパーツ」
萬羽さんから2017年ツーリングモデル用のクラッチを軽くするパーツが新発売。
内容としてはバックギアを入れる際に交換するビッグピストンをノーマルにそのまま組み込めるパーツ。
バックギアは必要ないけど、クラッチは軽くしたい方にはオススメのパーツでございます。
「本日のウェア」
本日が最終日となってしまいましたが「父の日キャンペーン」そっとやってました。
父へのプレゼントで20%オフ。
雨の日なら更に5%オフしちゃいます。
夕方以降に雨降るかもです。
如何でしょうか?
2017年HOT ROD CUSTOM SHOWのお知らせ。
今年も、出展出来なくても、絶対に行く予定のHRCS。
2017年12月3日(日)8AM~5PM
楽しみだな~。
【西東京店】6月お得で、素敵なキャンペーン開催中。
車両もお得、パーツもお得、ウェアもお得、メンテナンスもお得、「四得」な西東京に来てください。
https://www.hd-city.com/news/post105987
無骨なサービスインスタグラムが始まりました!
アカウントは「west_tokyo_city_h.d」
ぜひ、フォローしてくださいませ。
一緒にインスタグラム始めませんか? https://www.instagram.com/?hl=ja
「LINE@」のご案内。
日本人の70%以上の人が使っている「LINE」、西東京店もアカウント作りましたので。
目印は22周年ロゴの「にゃーにゃーねこちゃん」マークになります。
「LINE@」では、お友達にのみご案内できるお得な情報を、定期的に、うるさくならない程度に、
ブロックされない程度に、喜んで頂ける程度を見計らいながら、ご案内したいと思ってます。
ID検索 ⇒ ppk9075d
QRコード ⇒
よろしくお願いします。
「 西東京カスタム・陸号機。 」
六代目の西東京カスタム、販売中。
https://www.hd-city.com/custom/post62778
【本日の超余談】
いや~長いですね。笑
さすがに打ちつかれて来ました・・・。
最後、お付き合い頂ければ幸いといいますか、読まなくてもいい内容ですよ。笑
では。
先日で40歳の迎えまして。
40歳です。
40歳。
40歳ってもっと大人なイメージでしたが、未だに未熟な私40歳。
父が40歳の時、自分は10歳でした。
そんなイメージの40歳。
40歳ってどんな歳かな~って調べましたら、「不惑」の歳なんですってね。
孔子さんの言葉とか。
不惑とはそれまでに経験した事で「あれこれ迷うことがなくなった」という意味。
これは「狭い枠にとらわれることなく、自由に物事を見ることが出来るようになった」というような意味。
単純に「自分の道に疑いなく進む覚悟が出来た」という意味合いとは少し異なります。
「何が起きても動じることなく、それを受け入れる自由さを持ちなさい」という意味です。
との事。
そんな大人な歳になれたらいいな~ってイメージでございまして。
ただ、21歳でこのハーレーダビッドソンシティに入社して19年目。店長として9年目。
西東京店、一筋19年目。
ぐだぐだな店長9年目。
人生の半分近くをこのお店と共に過ごさせて頂いております。
最近の「西東京店愛」はそんな部分から来るものもあるかもですね。
それでも人生の半分を、ちんちくりんでわがままな自分を雇用してくれている社長に感謝、感謝。
一緒に働かせてもらっているスタッフにも感謝、感謝でありまして。
また、西東京店をご利用頂いている皆さまにも感謝、感謝であります。
結婚式の会場にも、この会社で出会った方がほとんどでありまして、自分の人生の大部分だな~なんて。
そんな素敵な会社で出会った、素敵な先輩2人と先日、誕生日会?的な飲み会を中野駅周辺で行いまして。
独身を謳歌するMさんと、結婚している振りを謳歌するMこと間下さん、二人ともMさん。ぷぷぷ
どちらも自分の誕生を祝う事よりも、おねえちゃんのラインを聞き出す事が上だった事は言うまでも。
それでも心から笑える時間を作って頂けた事は感謝、感謝でありまして。
ま~ヨガ頑張りすぎて、腰痛めたり、先生がみんな可愛くて目移りしたり、人生の中心がヨガであっても。
やっぱりハーレーダビッドソンが大好きで、この会社で定年を迎えたいな~なんて思ったり。
それでも時代の流れには逆らえないので、最後は家族と「幸せだな~」って思える人生を夢見て。
40歳からは、改めて感謝の歳であり、やさしさを学びたいと思います。
チャンちゃん。笑
西野
- | 2017年6月18日10時00分 | カテゴリー:スタッフからのメッセージ カテゴリー:店長ブログ |