作業大詰め
本日は作業も大詰めとなりまして、長い長いフライトから着陸体勢をとった中野店サービスファクトリー。 今年一年は今までの技術屋人生の中で一番厳しく、忙しかった一年でした。
飛行機の夜間飛行が大好きな私、上空から夜景の中へ吸い込まれるように着陸する時に何とも言えない気持ちになります。
さぁいよいよこのブログも最終回・・・というのは冗談ですが、明日を残して今年も更新は後2回! 乞うご期待でございます。
本日はサムライが奥様へのクリスマスプレゼントを買いに行くそうで。 早めに帰路につきます、普段からさっさと帰って奥様ともっと過ごして欲しい。 そういう体制を敷いてあげられない自分が不甲斐ない。 別に長く、休みなく働くから偉い訳じゃないと最近は特に強く感じます。
所で、西東京店のブログで私と同じ位変態の匂いを醸し出すブログが更新されておりますが、誰の仕業か・・・。 ご興味があれば是非。
先日ご紹介させて頂きましたベルリンガ―のレバーシステム。 何とかなるだろうと思っていたクラッチケーブルの接続形状の相違。
近年モデルのノーマルのケーブルはまぁこんなエンド形状で、国産及び欧州車とは随分形状が違いまして、どうしようか考えておりました。
丁度良いステン丸棒がありましたので、お手製タイコを製作してみる事にしました。 ケーブルとの接続方法は頭に浮かんだのは二通り。 最初の方法で片がつけばラッキー。
切り出したタイコに穴を一つ。 途中で止めてあります。 手作りとなるとかなりの精度を要するのでゴムグローブは付けられず、手が汚くて申し訳ございません。
続いて貫通の穴を小さな物で一つ。 二つとも真っ直ぐ、対象物に対して最小の穴で留めます。
側面に小さな穴と同じサイズの横溝を切り込みます。
ケーブル側を小さなボール状に加工致します。
二つを組み合わせると、この様な事になります。
割と上手くいきました、まぐれです。 この辺りでビールが飲みたくなります。
アジャスター部分に課題を残しつつ、来年へと続きます。
ねちっこい作業をひたすらやっていると最近思われがちで御座いますが、一日の作業の8割位はデスクワークや点検や車検、修理作業でして、意外と多岐に渡ります。 本日はインジェクションのチューニング。
最近のお話ですが、体感でチューニングするには余りにも何度の高いエンジン構成の物を手掛ける機会があり、(K様のお陰で御座います。)更なる進化を遂げております。
ノイローゼ寸前まで自分を追い込んでひたすら向き合った作業。 一度やると決めたら絶対引きません。 出来るまでやり続けます。
ところがそこまでやっても体感でチューニング出来る精度はダイノマシンの足元にも及びませぬ。
ダイノマシンを扱った頃の記憶と感覚も時間が経つと薄れてしまい、随分自身の狙った空燃比からずれを生じる事が多々あります。
体感でのチューニング、スマートチューンを使って5時間乗り続けてもダイノマシンには決して及びませぬ事、お客様のみならず、技術屋さんも真摯に受け止めねばと最近つくづく思います。
中野店サービスでした。
- | 2010年12月27日19時12分 | カテゴリー:サービス カテゴリー:スタッフからのメッセージ |