スタッフからのメッセージ

EVO修理

雲一つない青空に恵まれました本日、気温もまずまず温かいですね!いや結構寒いでしょうか?う~ん、よく分からないですね。

先日6カ月点検を終えられたベルギーとイギリスのお客様、午前に立ち寄られて、これから伊豆へ行かれるそうです。

不思議なことにツーリングの際、目的地までの道のりを、U.S.Aの方はまっすぐな道をチョイスされますが、ユーロの方はワインディングロードをチョイスされる方が多いのです。

何にしても、ツーリングへお出掛けの皆さまはお気を付けて行ってらっしゃいませ。

話は変わりますが、近頃EVOの修理が多いので少しだけご紹介させて頂ければと思います。

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いきなり「なんだこりゃ?」という画像ですが、EVOモデル1340CCのシリンダー内部です。 距離はおよそ45,000キロになります。

シリンダー内に幾つもの模様が残っておりますが、エンジン組み立て時に生じる僅かなシリンダーの歪みがピストンリングとの摩耗により複雑な形となって現れます。

上部のリング状の模様は、TDC付近でピストンが燃焼圧力で瞬間的にフラッタしたり広がったりして、リングがスラスト方向にベクトルレシーブしている状態を示します。

クロスハッチもかなり消耗しており、コンペティションのような薄いハッチになっております。

中野店ではトップエンド分解時毎にホーニングを行い、クロスハッチを復活させるように致しております。

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縦溝を完全に消すとなるとボーリングの域になってしまいますが、シリンダーの歪み,ピストンクリアランス共にサービスリミット内であればホーニングのみで継続使用に問題ないといえます。

今回はオイル漏れ修理で予算も限られておりますので、基本的には分解組立のみの作業となりましたが、O/Hとなるとあらゆる部分に手を入れます。

45,000㌔でこの状態、言ってしまえば50,000㌔ごとのトップエンドO/Hは使用環境によっては過剰ではないかも知れません。

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モリブデンコートもそれなりに剥がれてきております、ここまでくればWPC (Wide Peening and Cleaning 又は Wonder Process Craft の略。)を施工するのも価値ありです。

WPCの効能はWeb検索すればずらりと出ますので是非検索してみてください!!

本日はちょっと小難しい噺でしたが、またライトなネタをご用意致します。

今日の中野店サービスブログはこれにて・・・!

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