ボルトイズム
ボルトイズム 人間社会をボルト類と構成部品の相互関係に当て嵌めて関係構造の共通性を見出した個人主観説。
と、意味不明な解説は決してウィキペディアではございませんこと、留意下さい。
ハーレーダビッドソンの整備業に携わっておりますと、日々数多くのボルトと戦います。 そりゃもう、とんでもない数のボルトを締めたり緩めたり、叩いたり温めたり冷やしたりと、それはそれは・・・お、恐ろしい位にですよ。
今日ふと思ったことがありました。 割と人間組織とバイク構成は根本的に似ている気がする・・・。 そんな気がするだけですよ。
ちょっと見て頂きましょう。 まともにボルトを解説すると1週間位かかるので、材料工学でなく哲学ですよ。
日本の名称とアメリカの名称は随分変わりますので、ハーレーらしくアメリカ名称でいきましょう。 こちらはヘックスヘッドキャップボルト、非常にスタンダードモデルですね。
アレンヘッドソケットスクリューボルト。
ボタンヘッドソケットボルト。
まぁやたらめったら色んな種類があります、色んな人がいるみたいで面白いですよね。 こういう奴らがバイクの部品を繋ぎ合せて一台のバイクが走り出します。 何百本、車輛によっては何千本という数で、何十という部品を繋ぎ合せて最後は1つです。
だから、部品によっては専用のボルトがあったりするのはよくあることなのです。 一つの小組織が専任者によってまとめられているようにです。 そのボルトは他には全く使えなくてもそのボルトが欠けることは許されなかったりするんです。
差し詰め内のサムライはこちらでしょうか?高張力ボルト。 強度の高い材質で過酷な応力に耐えますがサビにめっぽう弱いです。 何となくですよ。
店長はこれでしょうか?アジャスターボルト。 部品と部品の位置を調節します。
ミスターはこれでしょう。 バンジョーボルト。 内部貫通で液体の通路を持っています。 皆と仲がいいから。
うっちーはこれです。 フィリップボタンヘッドスクリュー。ちょっとファッショナブルでお客さんに人気ありますし、見た目良し。
上川君はこれかな? スタッドボルト。 立ちっぱなし。 冗談ですよ(笑)
私はこれでどうでしょう? ハーレーボルト。 使い道あるような無いような、メンドクサイボルトという意味で・・・。大変失礼致しました!
その人にはその人にしかない素晴らしい御役目が在る筈、使い方を生かすも殺すも組み立て次第、って所ですか。 はて、皆様はどんなボルトでしょうか?
おあとが宜しいようで、中野店サービスでした。
- | 2010年4月20日19時17分 | カテゴリー:サービス カテゴリー:スタッフからのメッセージ |