サービス
恭賀新春
明けましておめでとう御座います。
2012年のお仕事も初仕事です1月5日、東京都の割と真ん中付近の中野区という所でバイク修理何かをこっそりやったりしております、ハーレーダビッドソンシティ中野店の芦田と申します。
お見知りおきをと言いたい所ですが、割とインサイドタイプなので余り深くは知らないで下さい、今年こそはメンタムを絶対失くさない様に気合十分です、どうもですオーライ。
お休み中は、やはり初詣なんぞに行ったりしまして、お御籤なんぞに止めときゃ良いのに手を出したり致しました。
結果は”凶”、兎に角何をやってもダメダメと書いてあり、10中7,8割で死ぬとか書いてありまして、「上等じゃねぇかこの野郎」と普通に小言が現場で出てしまいました。
そもそもワタシ完全な無神論者です故(宇宙的な物を神がかりだとは思うが)、科学以外毛頭信用はしておりませぬが、流石に死ぬとか言われるとカチンときます。
年始早々意味不明な文章書き綴っておりまするが、初日から故障車両が結構な数で入っております。
サスライの修理野郎としては、結構な滑り出しで御座いますことこの上なしで御座います。 今年も皆様のハーレーに清き水の様な”整備”と”修理”を注ぎ込む所存です。
何卒、本年中も中野店サービスファクトリーを、宜しくお願い申し上げます。
中野店サービスフロント 芦田 剛史
time to go home.
絶好の掃除日和に恵まれまして、これ以上ない位に気合いが入っておりました。
今しがた全ての垢を落としまして、此れにて2011年の中野店サービスファクトリーは今年一年の戦いに幕を下ろします。
別に中野店のファクトリーが大変という訳でなく、ここぞとばかりに気合いの入ったファクトリーは、今年は特に楽な一年では無かった筈で、日本全国のメカニック同志には心からお疲れさまでしたと激励したい気持ちです。
大変な一年では御座いましたが、今年一年皆様と変わらず中野店でお会い出来、ハーレーを通して自分らしく温かい血の通った商売が出来たと自負しております。 また、至らない点等が多々ありました事、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
中野店 サービスフロント 兼 ドS会広報部長 芦田 剛史
続きまして、サムライ F ヴィンセントより生温かいお言葉を。
2011年、今年も一年間ありがとうございました。 来年も色々な事をお客様に提供できる様に努力して参ります。 2012年も中野店サービスを宜しくお願い致します。 お正月はお餅がのどに詰まらない様にしないと・・・うう。
中野店 サービス 長谷川 さと子
引き続きまして、今年入社の”2鉄ボキ男”よりお恥ずかしいお言葉をお預かりしております。
今年一年本当にありがとうございました。 ご迷惑もたくさんおかけしたと思いますが来年もどうぞよろしくお願いいたします。
中野店 サービス 磯崎 ボキ男
それでは皆様、来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます、どうか良いお年をお迎え下さいませ。
相対的な人生
暮もいよいよ終盤となり今年は残す所え~・・・・70数時間です。
皆様今年はどんな一年でしたでしょうか?
日々目まぐるしく有為転変するこの日常は正に諸行無常それ故に、人間万事塞翁が馬。
苦しむ人もいれば笑い転げる人もおりんす、しかしワタシ常々思ふこと一つありんすは、隣の芝生は青くても、青い也の苦労もあろうことかと察する心持一つ、此れ肝要だと。
以前随分前に私の友人がワタシにくれた言葉がありまして。
「電車で隣に座った幸せそうなオッサンがゲラゲラ笑ってても、実は自分なんかより余程辛い実状に生きているやもしれん。 人は何かと幸せそうに見えるけど、そうなったら己の心が卑しいせいじゃ。」
その友人ギターを弾きながらそんな事云うもんですから、スナフキンが3秒くらい憑依したのではないかと、119番に電話しようか迷いました。
その言葉をもらって早10年位経ちますが、その友人、フィアンセに逃げられて、幸せを取り逃がしたようです。
まぁ、人間万事塞翁が馬。
私もこれまで生きる道を迷い続け、その後ただただハーレーダヴィッドソンに人生を捧げ。 それだけを考えて生きて参りました、それ故によく生きてこれたなぁと自分に感心することが多々御座います。
今年一年、このブログを書き続けて、少しペースこそ落ちましたが、持続する事の難しさを身を持って痛めつけております。 書けないテンションの時にはそれこそ、止めてしまおうかと思った事5万回。
その度に、お客様から楽しみにしているとのお声掛け頂き、ハタマタ宇宙で地球外生命体の可能性が高まったりすることで、やっと火星に帰れるのではないかと何とかテンションを保って参りました。
兎にも角にも。(久々に出ました!)
今年一念念頭に置いて参りました、確実、清潔、完璧な整備を心掛け、最高級江戸前寿司の寿司職人が”スッ”と握った寿司を出すかのようなイメージでひたすら整備に拘った1年でした。
お陰でしかめっ面になってしまった芦田は一つ来年は色々とスタイルを又ガラッと変えてみようかと思ったりしています。
明日はいよいよ今年最後の更新になります。 恒例ですが、サムライよりありがたいお言葉頂きたいと思います。
それではお楽しみに。
芦田の独り言でした。
DEEP
この所すっかり冬らしくなって参りました。
12月13日、今年は残り、え~もうちょっとですか。 有事が多く続くと時間経過も体感速度で早くなると云う話を聞いたことがありますが、やはり早かった! 震災もありましたし、今年もまぁ激動でしたか。
個人的にはそんなに激動ではありませんでしたが、世の中は随分変わりました。 中にはラジオで国民生活の生産活動、及び消費様式の改革やその是非を問う専門家まで出てきましたし、あんな事もあると人間考えも変わるものだと感じてしまいました。
資源も先細りである事が確実である現代社会に見合った生産と消費に関して、前々から疑問に思う事は多々ありましたが、如何せん歯車の一つとして組み込まれたシステムの中では、理想的な発想で済ます他なく、生活そのものを個人的に変革するには限界が低く、そうした事に不慣れな自分に戸惑ってしまうのがいざやろうとした時の弊害になります。
ただ、コンパクトで質素な生活は大量消費しない反動として生産過多となるデメリットが。 何だか高齢化と少子化の関係の様でもどかしゅうございます。
以上戯言はこの辺りにして、ドラマ”深夜食堂”を見ながらそんな事を考えたりしております。
さて。
最近たま~~に手を入れている4速T/M。
メインシャフトのインナーレースの当たり面がかなり摩耗していたので、新品に交換。 メッキして復活させる方法も考えましたが、コスト的にちょっと嫌。 新品が数千円!で手に入りましたのでこれで十分、私の寿命よりは長く持ちそうです。
が、いざギアを挿入しようとしたところ、スプラインがデカイ!このゴミが!と罵声を浴びせそうになりましたが、オイルストーンで磨く事1週間磨き続けてこの状態。
グッドです、一念岩をも通す。
切り出した鉄板4ミリと5ミリクロカワ。
え?以前出たのと何が違うかですか? そりゃ見てのお楽しみですわ。
ニョキット途中からブラケットが出てくるのがこのシートのみそ。
表皮を被せて出来上がり。 純正品っぽいですね・・・、まぁ嫌いではないですね。
左様に御座います、この前のシートは旦那様用、こちらは奥様用の取り換えシート。 着座位置に応じてシッシーバーを変更してあります。 スポンジもオーダー通りの形状でぴしゃりと合わせてあり寸分の狂いもない筈。
注:決してシート屋はやっていません
また、段々とマニアックな世界へ入ってきました、すいません。 先日大先輩に注意されたばかりですが、その大先輩も同じメカ変態ですが・・・。 T様デタッチャブル作成の続き。 以前のブラケットを頭の中の設計図通りに組み立てます。
右側組み立て完了。
続いて右側を製作します、左右半転対照なので、割と2個目は楽です。
バックルの位置と、サドルバッグのクリアランスに少々肝を冷やしましたが、まずまずok。
隣ではサムライがフライホイールの精密検査。 そう言えば余り最近登場しませんが、大事な仕事も安心して任せられるかなりグッドな職人になってきましたサムライ F ヴィンセント。 これからは貴方の時代ですよ。
こちらは”TC3”のピストン・・・ではなく原付のピストン。 時間がある時に磨いて欲しいという御相談、まぁ余り沢山持ってこられると困りますが、少しくらいならお手伝いします。(笑)
まぁこんな感じで如何でしょうか? これもメカニックしか分からんではないか!
先日は歩いてブラブラしておりましたら、2重橋付近まで来てしまいました。 紅葉が美しゅうございます。 反感を頂くかもしれませんが、ワタシ休みの日は意地でもバイクに乗りません。(笑)
この辺りまで来ますと、流石にビルも高いですな! この辺り一帯城下町で、江戸城があった時代、数百年前のお話。
それから暫く経っても、車は相変わらずホイールが付いている、世界は相変わらず大混乱。
思い浮かべて歩いていたら何だか頭の中でタイムスリップしてるみたいでした。
もっと遠くへ行きたいなぁと最近思いふけります。 更新頻度減りましたが、さらにディープな世界へようこそ。
芦田の独り言でした。
H-D city X’mas Party !!!!
大盛況!大盛況!のX’mas “(゜レ゜)/”
12月4日(日)CITY4店舗合同Xmas party開催致しました♪♪♪
始まりは10:00からにも関わらず皆様のご来店はぞくぞくと・・・・
満員御礼❤
盛り上がってます↑↑↑すごい熱気です。
まずはチャプター代表挨拶でX’mas幕開けです(@^^)/~~~
何だかcityが団結した気がします。
早速毎年恒例の餅つきです↓↓美味しいお餅は毎年岩立様のご提供です(味が違う!伸びが違う!愛情が違う!)
さすが石川君、汗を流しながらヨイショ!!!古川様もありがとうございます。
おっ?!社長も!どうか腰を悪くしないように・・・ 最高に美味しい餅が付けました♪
皆さん美味しいのであっという間にぺロリと食べてしまいました(^◇^)
さてさて食べるだけがパーティーではありません、今回は各店対抗の遅乗り、取り回し、腕相撲と意気込まずにはいられない大会がございます(@^^)/~~~ <`~´><`~´><`~´>
遅乗り大会
腕相撲大会
取り回し大会
どの大会もいい勝負となり応援ももりあがりました。
この日、盛大な納車式を迎えられた中野様おめでとうございます!!
そしてBINGO大会です!!
皆さんお目当ての商品はGETできたでしょうか?
あまりに盛り上がり過ぎてホームページが爆発寸前です(@_@;)
今年最後のイベントH-D city X’mas Partyにご参加頂きスタッフ一同心より感謝いたします。
皆様の笑顔が私達スタッフ一同の力となっており今後も頑張って行きたいと思います。
- | 2011年12月08日14時47分 | 個別記事表示 | カテゴリー:お知らせ カテゴリー:サービス カテゴリー:スタッフからのメッセージ カテゴリー:活動報告 |
2011 Hot Rod Custom Show 出展してきました!!!
みなさんこんにちは、川越店 秀島です。
今年も参加してきました、20th Anniv Hot Rod Custom Show!!!!!
川越店よりエントリーしたのは、オーナーW様 2010FXCWC ROCKER です。
オーナー様との約1年にわたる製作期間を経て完成いたしました渾身の1台!!
アイディア盛りだくさんで もはや原型をとどめてはいませんが…
コチラデスッ!!!
…..スミマセン、まだ搬入中でした。。。
さあ引っぱっちゃいましたが本番の画像はこちらっ!!
オーナーW様 命名 SEXY PYTHON号(せくすぃ~ぱいそんごう)
どうですか?このグラマラスなフォルム!!! ムチムチですねぇ~。
さて、続きまして…
ジャ~ン!!
左より、いつもお世話になってますペインターTMG橋本氏、徹底的に妥協無しのオーナーW様!!!
はい、分かってます。。。関係ないんです。でも….. H-Dシティ OBの田村氏。
会場は去年よりも来場者数が多く、どちらを見ましても人。ひと。。ヒト。。。
こちらのお兄さんは、興味津々で思わず柵を越えちゃってます。
こちらは、パーツでお世話になっているPOSH瀧井先輩。
HDJブースの前で2012モデルと一緒にパチリ。
最後になりますが、オーナーW様
このような素晴らしいカスタム車をH-D CITYにご依頼くださり誠にありがとうございます。
またこのバイクを製作するに当たり各お取引様に多大なご協力を得られたことを
改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、オーナーW様によりますと。。。
このバイクはまだ未完成との事です(汗)
更なるカスタムが進行中でございます。
ライトカスタム、フルカスタムご希望のお客様は是非H-D CITYへご来店ください!!
全て車検対応、合法車両にて御納車いたします!!!
- | 2011年12月06日18時09分 | 個別記事表示 | カテゴリー:お知らせ カテゴリー:サービス カテゴリー:スタッフからのメッセージ |
復刻と港区
ハーレーに関係御座いません話題に大変恐縮ではございますが、近頃話題になっておりました、嘗ての名車”ハチロク”が復刻するとのお話し。
トヨタスポーツブランドの復活を担う意味での、コンセプトカーに始まり、ついに実車化が実現した訳ですが、少し掘り下げればやはり若者の車離れへのスポーツカーを起用してのアプローチでしょうか。
そもそもなぜ若者が車離れを引き起こしておりますのか?それ自体車に限った事でもなく、そもそも消費することへの関心が、現在の30歳代を境に随分違うというのは、経済学者及び専門家の方々のお話しで耳に致します。
まぁ小難しいお話を専門家の方々は仰っておりまして、諸説色々と説かれてはおります。 大方厳しい表現になりますが、カネも実権も手に入れたおエライ方々がTVで語っても的は外れておりますし、基、若者の気持ちも分からないのではないかと思ったりも致します。
これに関しては個人的な見解はシンプルに2つ。
カネがあれば幾らでも使いたいけど、一生懸命頑張っても入ってこないから仕方ない若者。
別にカネはあるけど、そんなに欲しい物も無いんだよねという若者。
まぁどちらも若者からすれば”放っといてくれ”位のお話で、この状況はやはり若者主体で見るより、社会環境が作り出した至極当然な若者の反応である事は、現代の社会情勢を見ておりますと、自然な気がしてなりません。 所が、若者の存在に原因の主因を求めたくなるのは、歪んだ大人のエゴイズムであると感じます。
それは嘗ての若者達が切望した復刻のハチロクが出てくる事に20年近くを費やしたこれまでの経緯に垣間見た気が致しました。
だが今回の奇策・・・は失礼か、時節相応であったのかどうか、成り行きは見守る価値ありだと思います。 私、私は間違っても買えませんので興味もありませんですはい。 おっとそれでは私も若者でしょうか?微妙な年頃です。
さて。
結構時間が経ってしまいましたが、I様のシート製作過程。 バイクの馬力が随分上がったのでシートがホールド出来なくなったとのご相談。
インナーフレームを製作し骨格強化してみましたが、1回目のテストで不合格頂いてしまいまして、更に改良に改良を加え・・・。
最終形態に近づいたころには、意味深なタワーのようでした。
最終的にこの様なシートになり申した。 こういうシートはアメリカでしかお目にかからないと思っておりましたが、まさか自分が作る事になるとは。 思いもよりませんでしたが、このコンセプトシートは第2作目へと更に進化。
前回御紹介致しましたT様デタッチャブルサドルバッグレールの製作。 廃材の一部を使います。
ナットの部分だけを取り出しまして。
先日カットしたレールブラケットの車体側へ溶着して、其処へ純正のマウントをボルト装着。
こちらも純正のデタッチャブルシッシーバーのサイドプレート。 本当はバックルだけ欲しかったのですが。
こいつをカットして塗装剥離して簡単に成形修正しましたら、この様な状態に。 T様長らくお待たせしております、ジワジワいっております。 今暫しお時間下さい。
普通の修理なんぞもやっておりまして、こちらはホイールベアリングが砕けてアウターレースだけ残ってしまったの図。 最近こういった技術公開もアレできます此れできますの様で(できて当たり前なのに!)、何だかいやらしくてあまりやりたくないのですが、これしか書くこと御座いませんので頑張ります!(本音で話し過ぎでしょうか)
本来圧入されていますので、それなりの力が掛らねば外へ抜けてきませんこのアウターレース。 SSTを使うインナーレースももはや存在しないこの状況は、内側へおりゃーとビード盛り付け致しますと。
まァ抓む位で取れたり致しますのは溶着したビードが冷却時に収縮する際に周りのインナーレースを引っ張り込む作用を応用した技。 割と常套手段ではありますが、考えた人は偉いなぁといつも関心致します。 何事も一番最初の人が一番苦労しますから。
先日は所用で港区まで。
田舎好きの私は滅多に東へ行かないので珍しくて思わず撮影。 この辺の人は別に気にしたりしないのでしょうね・・・。これで雪でも降ったら綺麗だろうな~とボーっとしておりましたら職質掛けられそうなのでさっさと移動。
今年の年末は都内散策したいのですが、う~んやはり帰省する事になるのか、面倒です。
中野店サービスというより、芦田の独り言でした。
ドミノ
今朝がたイタリアの財政破綻危惧の記事を目にしまして、なかなか厳しい景況が各国を席巻しておりますようで。
所謂破綻ドミノなんて事になれば、それこそ“恐慌”も現実味を帯びてしまいます。 特に債権を保有している取引国や貿易で深く噛み合っている国はそのダメージで連鎖的に破たんする可能性もあるようで。
それこそ地獄のネガティブドミノだなぁ・・・と思ったりしたのですが、やはり其処には世界をコントロールする“天才”達の手によって、ギリギリのところで回避されたりするのがシナリオだったり致します。
はて、天才と云いましても、具体的に誰それを分かっている訳ではありませんが、私は単なるバイクを直す人なのですが、特別優れている訳では無く、凡才だなぁと思ったりする根拠も御座います。
それは、あらゆるカテゴリーにおいても極めし者の存在を意識している事に他なりませぬ。 先日は”スプリング8”について少々調べておりました。
皆様、スプリング8は何に使うのか?という事に興味を持った方おりませんでしょうか?私は知りたくなって調べてみたのですが、調べない方が良かったかもしれません。
”共鳴X線散乱:LuFe2O4のFeイオンの電荷秩序状態の観測 ”
なんじゃいそれは?と突っ込み入りますねこれは。 まぁ私はこれを見てなまじ技術屋なので清々しい劣等感を味わってしまうのです。 そうです、こ世にはこの世を何とかする天才達がいる。
ですので私は私にできる“バイクいじり”で頑張っとります。
モーターのお話しを続けようかと思いましたが、気が変わったので少しだけだけ・・・、インジェクションチューニングが盛んになって、もう早数年が経過したかと思いますが、今では専門的にこなすお店も随分増えてきたようです。
それと同時に増えてきてしまったのが、情報の錯綜でしょうか。 これが良い、あれが良いと勢いのあるマーケットは何かと収益優先で、クオリティが見落とされてしまうケースがしばしば。
先日ご相談頂いたチューニングに関しては、所謂街乗り前提仕様ではご法度カムがチョイスされ、フローに関しては殆どレーシング。 これで受け賜わったご相談は“低回転の調子が悪く、ノーマルより遅い気がする”。
何が悪いと言いたい訳でなく、”もったいない!”。 これだけ発展的(今のところ)なマーケットががありながら、こういった話がご多分に漏れず聞こえてきてしまうのは、やはりもったいない。
疑心的になれば、やはり消費者心理としては買い控えになったり、購買意欲も萎えてしまいます。 ですからやはり、こういった良い商品は、大金を出す前にしっかり打ち合わせを行いますのが肝要ではありませんでしょうか。
よくある話、燃調で低回転向き、高回転向きという話は理屈が通らず。 原理として、ある特性を持った内燃機に対して、要求される燃料と点火時期を供給することにチューナーの意義があり、それ次第でその特性の“最高”や”最悪”を導きだしたり、もしくは”まずまず”だったりもするという事。
そのモーター特性その物を、コントロールする機械には未だ成れないのは、チューニング機器の現在であるのは、やはり媒体でも明言すべきではないかと思ったり致します。
何にしても、販売店ですらメカニカル(遊び心のある)な調整幅を持たない四輪車が増えておりますが、ハーレーは其れが許されている、数少ない五感をクスグル希少なメーカーで座いますので、これからもチューニングに関しては建設的であって欲しいと願ってやまないのであります。
話は変わり。
T様からご依頼頂きましたFXSTD。 今となっては貴重な車種となりました。
以前v-rodで施工しましたサドルバッグデタッチャブルレール製作。 が、今回の方が少々複雑な施工になるかも・・・。
サドルバッグを外すとこの様なごついフレームが残ってしまうのは、v-rodと同じ事情。
色々と考察すること1時間半。 設計図が頭の中に出来たら、サクッと切ってしまいます。 ここが連結部になる算段。
パイプステーの内径が想定より太かったので、予備策を実行する為に塗装を剥離。
此れで下準備OK。 今日はこの辺りで!
中野店サービスより、ほにょほにょ~★ そろそろ女子たちが使っているデコレーション覚えるかな・・
11月6日(日)稲妻フィスティバル2011!!!
開催日時: 2011/11/6 (日) 10:00~16:00
開催場所: お台場特設会場(船の科学館前広場)
住 所: 〒135-0064 江東区青海1 船の科学館駅前
[チケット] 前売りチケット¥500-
当日チケット¥1000-
開催内容 ハーレーダビッドソンジャパンのブースに正規販売網店出展いたします!
ビッグなお買いものイベント
その他ご希望の車両に試乗が出来ます!
試乗開催時間:10:00~16:00(試乗受付15:00まで)
*天候等により試乗出来ない場合があります。
*ご試乗には大型自動二輪免許証(MT)が必要となります。
●バイク専用駐車場●
会場外の東側にございます(1日1台¥1000-)
四輪の場合は近隣の駐車場をご利用いただけますが数に限りががあり
当日は混雑が予想されるため公共交通機関をご利用下さい。
質と数の要求量
時間を見つけて何とかブログは書きたいなぁと思っておりますのですが、なかなか10分が作れない現実がありまして、これも世に云う人生の達人に訪ねてみれば、時間の作り方や身を置く環境に基づく結果であると云うのが、いつも決まって行き着く先です。 いずれにしても忙しいという事は、何よりありがたい事に御座います。
安っぽい著書などにはよく、”考える時間を”作りなさいとしばしば耳にしますが、それはそれで最近は特に難しいなぁと感じたりも致します。 特に、考えなくてはなぁと感じるのは“数と質”に関して。
それも身近な物から、広い意味まで、人や経済も考えなくてはなぁと感じます。 無論一人が考えて直動的なのは身近な所ですが。
仕事もそうですが、広い意味での数を追い求めて行く着く先を、最近は夢に見てしまいます。 誰しも限界がある事を知りつつ、だましだまし、日々に追われ、追い求めてきましたが個人的には最近どうなのだろうと感じます。
その結果があってこその極上の資本主義が完成しましたが・・・その結果、現状がこれではいかんだろうと単純に思う訳です。
切り替えるべきは、やはり”質”への移行ではないかと日々感じるのです。 人も場所も、お金もです。
数と云えば・・・世界人口70億ですか。 どうしたもんでしょうか、これこそ直動的にどうしようもないお話では御座いますが、発展途上国では直面する食糧危機に関して、諸団体を通じたドネーション等の方法もあります、が・・・。
しかしながら、このドネーションの流れがどうも不透明で私個人は素直になれません。 可愛そうなやせ細った子供の画像はよく目にしますが、ドネーションで助かった子供の様子が目に触れる事は殆ど皆無? 此れ何故なんでしょうかね?
そのあたりも含め、素直になれば少しはお手伝いも出来るのでしょうが・・・素直になるというのは本当に難しい、歳をとればとる程に。
さてさて、本日は素直に機械ネタでも如何でしょうか?
先日といっても随分前になりますか?少々ご紹介しましたFEULING社製オイルポンプ。 JIMS等の割と名のある製品のクオリティと比較して何ら遜色ない製品で、近年販売シェアを伸ばしてきておるようです。
近頃、中野店にしては珍しくパフォーマンスワークスが増えてきておりまして、これまたどういう流れだろうと思ったりしています。
ギアを抜くとこの様な状態。 所謂トロコイド式オイルポンプにござる。 ポンプと一言でいっても色んなポンプが御座いまして、方式も様々。 ベーン式、スクロール式、ギア式、等など、特にトロコイド式は自己潤滑しながら液体を圧送する賢いポンプ。
右が純正の物、左がFEULING製の物になります。 外側のハウジング内を内側のローターが複雑で規則的な直線運動と回転運動を交錯させながら各々の接地クリアランスを変化させて液体輸送を行います。 まァ当然大きければ大きいほど、その輸送量は増量致しまして。
この様に直径も大きい。 単純にハウジングとローターの隙間の大きさを比べて頂いた量がその”輸送差”となります。 こちらはリターンのポンプになりますが、こちらのポンプの輸送に障害が発生した場合、ケース内からタンクへの戻しがままならず、ブローバイよりオイルが噴き出すというトラブルが発生したりも致します。
元より、こちらの部品はレ―シングの要素が強い商品で御座いまして、モーターのパフォーマンスアップを図った際に、相乗して要求されるであろう潤滑性能や冷却性能を引き上げる為の部品でもあります。
更にはケースへ降りてきた回収すべき低圧オイルがフライホイールに接触しない容積レベルで維持するというお仕事もこなしております。 非圧縮性のエンジンオイルが高速回転するフライホイールに接触し、エネルギーロスとなり得るのを防ぐ目的が強く存在しておりますようで。
その為、こういった増量オイルポンプというのは、フィードよりもリターン(スカベンジ)をより重要視された物が多くなります。
ウェットサンプはどうなのだと聞かれると、やはり位置構成的にはオイルがヒットしやすくなりますが、オイルパン内部にはセパレーターなる仕切り版の様な物が付いておりまして、その間をストレーナーという装置がオイルを吸いだしたり致します。
ハーレーですと、V-RODがその方式にあり、これにはエンジン形式がDOHC型採用した事に起因してくるのが一つあるかと思います。 通常、コストをかけられるレーシングマシンでドライサンプが採用される事が多く、エンジンを大型化、つまり大排気量の物に換装しやすくなります、特にストローク面では。
ハーレーの場合少々事情が違った?OHV型を採用した結果として、そのロングストローク故の犠牲?というよりもむしろ特徴としてドライサンプ型を設計上採用した経緯があるんじゃないのかと勝手に思ったりしておるのですが・・・私はダメメカですので間違いだったら本当にすいません。
ある程度が重力で勝手にオイルタンクに戻ってくれるウェットサンプ型は、部品構成の諸問題を解決しやすく、設計コストも安いというのが、当時の事情かと思いますが、さぁ現代ではどうなんでしょう?
現代のエンジン設計においても同じような事情があるのかないのか。
燃料電池車輛が公道を走る時代、ウェットかドライか、そんな事考える人は随分減ったのではないでしょうか?時代ですね。
暫くモーター関連をお話ししてみようかとオモタリしています。
中野店サービスでした~。