悪い癖
70000kmのEVOのエンジン。
まあよほどの事がない限り、おおよそ想像はつく・・・。
結末が見えてくると、どうも手の動きが悪くなる。
昔からある悪い癖・・・。
原因がわかるとどうも終わった気になりがちで・・・集中力が途切れる。
コンロッドも渋い・・・ピストンのスカートもまあ傷だらけ・・・、勿論シリンダーもね。
まあ、このくらいの事はあって当たり前、別になにも驚く事じゃない。
そういえば、5~6年前だったかな。
前に務めていたファクトリーでフロントマンが「オイル漏れ見てくれって」バイク持ってきた。
リフトに上げて覗き込んでみるとクランクケースに大きな穴・・・。
どこぞにぶつけたか?と思いきや・・・。
走っているときにピストンが焼き付いたらしく、耐えきれなくなったコンロッドがちぎれ、
そのままの勢いでエンジンの中を叩きまくってたらしい。今思えば写真でも取っておけばよかった。
アメリカ人のオーナーも苦笑い、確かにオイル漏れではあるけれど・・・。
$3~4000くらいでエンジン交換したもんだ。
フレームからおろす・・・。
さすがに何年も工具握ってないと体がなまってる、腰が痛い。
やっぱりだめだな・・・自分の体も作り直すか。
メカニックから店長やフロントマンになった人たちは何かのきっかけで
こんな同じような事を思うんじゃないかな。
少しさびしい瞬間かもしれない。
まだ、まにあうかな・・・。
さて次は・・・。
つづく。
- | 2010年12月26日10時54分 | カテゴリー:サービス |