スタッフからのメッセージ

真実一路

野田政権が発足して暫く経過致しましたか、9月も半ば過ぎて今年も残す所あと3カ月と半。 

発足したばかりで、私の心配も的中でしょうか?早速問題発生のコケ下ろし状態が露呈し始めました。 もはや茶番とまでは云いたくは御座いませぬが、政権を取り戻したい自民党も気持ちは分かるが、ちょっと落ち着いて欲しいなぁと思ったり致しますは客観的過ぎるからでしょうか。

大連立などと、比較的大胆な政策もチラホラ出たり致しますが、本来ありゃ付け焼刃でしょうし、今回は大連立にする以前に、政局の安定という問題にフォーカス致しますと、最も基本的な人間同士のやり取りに問題がある様な気もします。 結局、”カネと利権”の問題ですか。

そんな事はさて置き、久々の中野店サービスブログ、ハーレーが出てこんではないかと怒られそうな気配にビビってしまっております芦田は、親知らずが重症で、投薬で戦っております。

今日は久しぶりに、マシンの画像が出てきますでしょうか。

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過去から遡って現在に至る殆どの内燃機機関において、いつの時代も発生し続ける“ブローバイガスとオイル”。

昨今の内燃機機関につきては特に、法的な措置と環境保全の為に循環及び再燃システムを搭載することが設計の段階で義務付けられており、その循環システムの恩恵でガスやオイルを感覚的に体感することは滅多になくなったのではないでしょうか?

しかしながら事ハーレーにおいては今以て御目にかかる事もしばしば・・。

果て原因を述べよと問われるとそれもブログなんぞで浅はかに語る程シンプルな物でもないかと。それは出口から出てくる一つの物質との戦いですか。 どうしても”循環”させたいからですよ、何故?正攻法に則るからです。

今回、一つ可能性のお話となるのは、比較的低回転、及びアイドリングでの使用環境が多い車両で、決して悪い意味ではなく、そういった使い方(癖とでも言いますか)をしているお客様に限った吹き返し。 特に女性のユーザーでブローバイの吹き返しが何故多いのかと最近考えておりました、偶然私がよく見ているだけなのかもと、疑問は残るが・・・・。

さて、ある一定条件の使用環境で出やすいと云いたい(推測)のであれば、やはり本体のコンディションはある程度一定条件を保たねばなりません。

オイルレベル、オイルリターン通路の確保、オイルリターン能力の確保、ピストンリング、シリンダー、ブリーザーバルブの性能。

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稚拙な字で恐縮ですが、シリンダーの状態を確認する前にやっておきたいのがリークダウンテスト。 これのリーク率によっては燃焼室を含めたシリンダー内部のある程度の状態が図り知れます。 必要に応じて分解して目視及び計測の必要性があるかと思われます。 

当然ながらシリンダーに問題があり、ブローバイ圧力が過剰であれば循環する際に、引き連れるオイル量が過多となり、ブリーザーバルブの能力をキャリーオーバーしたならこれは、使用環境ではなく故障ではないかと思います。

まァ当然オイルポンプの状態も確認。

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こいつの能力に問題があるとした場合、それが故障にしろ基本性能の低さにしろ、ブローバイの吹き返しが発生する原因となり得ますが・・・、今回は全く持って問題なし。 ここに問題があり、中回転以上の高速一定速度走行で、ブローバイオイル吹き替え返し過多となる症状は比較的多く見受けられますが、今回は少々条件が違うし、問題無し。

さぁ大分疲れてきました。

どうしても女性が乗るXLハーレーにブローバイ吹き返しが多いのじゃないか?説(仮説)まで引っ張り込みたいのですが、いやぁ疲れてしまった、というか時間が無いですね。

そもそも何故低回転時、特にアイドリング時はブローバイオイルの吹き返しが多くなるのか?回転を上げていくと圧力も下がり、吹き返しが減る傾向が強い。 此れが特に、ロッカーにたっぷりオイルが残った時、つまり温間作動時に“ピッピッピッ”と出てくる時。

それが正に疑問に残る部分でして、此れに関して一つの推論を。

①シリンダーのストローク時間が長い? 

当然低回転であればピストンのストローク時間もゆっくりとストロークしており、反して高回転時には上下の往復はずっと早くなる。 ストローク最中は当然静止状態よりもリングとオイルとシリンダー壁の三者間のシーリング効果は下がってしまう筈。 ならば燃焼圧力発生時から排気行程期間は出来るだけ短い方がケース側へ移動するブローバイガス総量も少なくなるのではないだろうか。

更に、高回転の方が圧力が高くなるのではないかと一瞬思ったりするが、それは無い。 オットーサイクルにおいて、燃焼圧力上昇スピードはほぼ一定状態であり、燃焼室圧力とは燃焼圧力+燃焼室膨張率であるから、瞬間的に広い容積へと燃焼ガスを導く高回転時の方が機械的な条件を踏まえた室内圧力上昇は緩やかなのである。

理論上、低い回転数の方が単純にブローバイガス圧力で言えば“不利”である。

つまりオイルを引き出しやすい環境を作り出しているのではないだろうか、その様な疑問を感じながら、では低回転ばかり使用するビッグツインも同じように出るのかと聞かれると、理論的には既出の圧力環境になるとは思うが、それはリターン能力とリターン通路の構造に差があり、同様の傾向にはなりにくい。 また、別傾向でのブローバイトラブルが発生しやすいのがビッグツインだ。 

実はXLにはブリーザーバルブの位置とリターン通路(性能)にも関係があると感じている。

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ブリーザーバルブとリターン回収ホールの距離に注目したい。

と・・・いうところで続きは又気が向いた時にでも・・・。

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所で、先日休暇を取り、地元姫路に帰って参りました。 その際小豆島へぶらりと放浪。

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皆様小豆島なんぞご存知ですか?香川県ですね、関東では結構マニアックかと。 しかしながら、映画の撮影等では意外と有名。

「八日目の蝉」などでロケ地として有名、まぁ因みに私は映画観て号泣しましたが。 画像は“千枚田”、かなり有名ですね、たまに風景写真とかで出る物です。

それでは中野店サービスでした~。

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