スタッフからのメッセージ

質と数の要求量

時間を見つけて何とかブログは書きたいなぁと思っておりますのですが、なかなか10分が作れない現実がありまして、これも世に云う人生の達人に訪ねてみれば、時間の作り方や身を置く環境に基づく結果であると云うのが、いつも決まって行き着く先です。 いずれにしても忙しいという事は、何よりありがたい事に御座います。

安っぽい著書などにはよく、”考える時間を”作りなさいとしばしば耳にしますが、それはそれで最近は特に難しいなぁと感じたりも致します。 特に、考えなくてはなぁと感じるのは“数と質”に関して。

それも身近な物から、広い意味まで、人や経済も考えなくてはなぁと感じます。 無論一人が考えて直動的なのは身近な所ですが。

仕事もそうですが、広い意味での数を追い求めて行く着く先を、最近は夢に見てしまいます。 誰しも限界がある事を知りつつ、だましだまし、日々に追われ、追い求めてきましたが個人的には最近どうなのだろうと感じます。

その結果があってこその極上の資本主義が完成しましたが・・・その結果、現状がこれではいかんだろうと単純に思う訳です。

切り替えるべきは、やはり”質”への移行ではないかと日々感じるのです。 人も場所も、お金もです。

数と云えば・・・世界人口70億ですか。 どうしたもんでしょうか、これこそ直動的にどうしようもないお話では御座いますが、発展途上国では直面する食糧危機に関して、諸団体を通じたドネーション等の方法もあります、が・・・。

しかしながら、このドネーションの流れがどうも不透明で私個人は素直になれません。 可愛そうなやせ細った子供の画像はよく目にしますが、ドネーションで助かった子供の様子が目に触れる事は殆ど皆無? 此れ何故なんでしょうかね?

そのあたりも含め、素直になれば少しはお手伝いも出来るのでしょうが・・・素直になるというのは本当に難しい、歳をとればとる程に。 

さてさて、本日は素直に機械ネタでも如何でしょうか?

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先日といっても随分前になりますか?少々ご紹介しましたFEULING社製オイルポンプ。 JIMS等の割と名のある製品のクオリティと比較して何ら遜色ない製品で、近年販売シェアを伸ばしてきておるようです。

近頃、中野店にしては珍しくパフォーマンスワークスが増えてきておりまして、これまたどういう流れだろうと思ったりしています。 

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ギアを抜くとこの様な状態。 所謂トロコイド式オイルポンプにござる。 ポンプと一言でいっても色んなポンプが御座いまして、方式も様々。 ベーン式、スクロール式、ギア式、等など、特にトロコイド式は自己潤滑しながら液体を圧送する賢いポンプ。

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右が純正の物、左がFEULING製の物になります。 外側のハウジング内を内側のローターが複雑で規則的な直線運動と回転運動を交錯させながら各々の接地クリアランスを変化させて液体輸送を行います。 まァ当然大きければ大きいほど、その輸送量は増量致しまして。

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この様に直径も大きい。 単純にハウジングとローターの隙間の大きさを比べて頂いた量がその”輸送差”となります。 こちらはリターンのポンプになりますが、こちらのポンプの輸送に障害が発生した場合、ケース内からタンクへの戻しがままならず、ブローバイよりオイルが噴き出すというトラブルが発生したりも致します。

元より、こちらの部品はレ―シングの要素が強い商品で御座いまして、モーターのパフォーマンスアップを図った際に、相乗して要求されるであろう潤滑性能や冷却性能を引き上げる為の部品でもあります。

更にはケースへ降りてきた回収すべき低圧オイルがフライホイールに接触しない容積レベルで維持するというお仕事もこなしております。 非圧縮性のエンジンオイルが高速回転するフライホイールに接触し、エネルギーロスとなり得るのを防ぐ目的が強く存在しておりますようで。

その為、こういった増量オイルポンプというのは、フィードよりもリターン(スカベンジ)をより重要視された物が多くなります。 

ウェットサンプはどうなのだと聞かれると、やはり位置構成的にはオイルがヒットしやすくなりますが、オイルパン内部にはセパレーターなる仕切り版の様な物が付いておりまして、その間をストレーナーという装置がオイルを吸いだしたり致します。

ハーレーですと、V-RODがその方式にあり、これにはエンジン形式がDOHC型採用した事に起因してくるのが一つあるかと思います。 通常、コストをかけられるレーシングマシンでドライサンプが採用される事が多く、エンジンを大型化、つまり大排気量の物に換装しやすくなります、特にストローク面では。

ハーレーの場合少々事情が違った?OHV型を採用した結果として、そのロングストローク故の犠牲?というよりもむしろ特徴としてドライサンプ型を設計上採用した経緯があるんじゃないのかと勝手に思ったりしておるのですが・・・私はダメメカですので間違いだったら本当にすいません。

ある程度が重力で勝手にオイルタンクに戻ってくれるウェットサンプ型は、部品構成の諸問題を解決しやすく、設計コストも安いというのが、当時の事情かと思いますが、さぁ現代ではどうなんでしょう?

現代のエンジン設計においても同じような事情があるのかないのか。

燃料電池車輛が公道を走る時代、ウェットかドライか、そんな事考える人は随分減ったのではないでしょうか?時代ですね。

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暫くモーター関連をお話ししてみようかとオモタリしています。

中野店サービスでした~。

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