復刻と港区
ハーレーに関係御座いません話題に大変恐縮ではございますが、近頃話題になっておりました、嘗ての名車”ハチロク”が復刻するとのお話し。
トヨタスポーツブランドの復活を担う意味での、コンセプトカーに始まり、ついに実車化が実現した訳ですが、少し掘り下げればやはり若者の車離れへのスポーツカーを起用してのアプローチでしょうか。
そもそもなぜ若者が車離れを引き起こしておりますのか?それ自体車に限った事でもなく、そもそも消費することへの関心が、現在の30歳代を境に随分違うというのは、経済学者及び専門家の方々のお話しで耳に致します。
まぁ小難しいお話を専門家の方々は仰っておりまして、諸説色々と説かれてはおります。 大方厳しい表現になりますが、カネも実権も手に入れたおエライ方々がTVで語っても的は外れておりますし、基、若者の気持ちも分からないのではないかと思ったりも致します。
これに関しては個人的な見解はシンプルに2つ。
カネがあれば幾らでも使いたいけど、一生懸命頑張っても入ってこないから仕方ない若者。
別にカネはあるけど、そんなに欲しい物も無いんだよねという若者。
まぁどちらも若者からすれば”放っといてくれ”位のお話で、この状況はやはり若者主体で見るより、社会環境が作り出した至極当然な若者の反応である事は、現代の社会情勢を見ておりますと、自然な気がしてなりません。 所が、若者の存在に原因の主因を求めたくなるのは、歪んだ大人のエゴイズムであると感じます。
それは嘗ての若者達が切望した復刻のハチロクが出てくる事に20年近くを費やしたこれまでの経緯に垣間見た気が致しました。
だが今回の奇策・・・は失礼か、時節相応であったのかどうか、成り行きは見守る価値ありだと思います。 私、私は間違っても買えませんので興味もありませんですはい。 おっとそれでは私も若者でしょうか?微妙な年頃です。
さて。
結構時間が経ってしまいましたが、I様のシート製作過程。 バイクの馬力が随分上がったのでシートがホールド出来なくなったとのご相談。
インナーフレームを製作し骨格強化してみましたが、1回目のテストで不合格頂いてしまいまして、更に改良に改良を加え・・・。
最終形態に近づいたころには、意味深なタワーのようでした。
最終的にこの様なシートになり申した。 こういうシートはアメリカでしかお目にかからないと思っておりましたが、まさか自分が作る事になるとは。 思いもよりませんでしたが、このコンセプトシートは第2作目へと更に進化。
前回御紹介致しましたT様デタッチャブルサドルバッグレールの製作。 廃材の一部を使います。
ナットの部分だけを取り出しまして。
先日カットしたレールブラケットの車体側へ溶着して、其処へ純正のマウントをボルト装着。
こちらも純正のデタッチャブルシッシーバーのサイドプレート。 本当はバックルだけ欲しかったのですが。
こいつをカットして塗装剥離して簡単に成形修正しましたら、この様な状態に。 T様長らくお待たせしております、ジワジワいっております。 今暫しお時間下さい。
普通の修理なんぞもやっておりまして、こちらはホイールベアリングが砕けてアウターレースだけ残ってしまったの図。 最近こういった技術公開もアレできます此れできますの様で(できて当たり前なのに!)、何だかいやらしくてあまりやりたくないのですが、これしか書くこと御座いませんので頑張ります!(本音で話し過ぎでしょうか)
本来圧入されていますので、それなりの力が掛らねば外へ抜けてきませんこのアウターレース。 SSTを使うインナーレースももはや存在しないこの状況は、内側へおりゃーとビード盛り付け致しますと。
まァ抓む位で取れたり致しますのは溶着したビードが冷却時に収縮する際に周りのインナーレースを引っ張り込む作用を応用した技。 割と常套手段ではありますが、考えた人は偉いなぁといつも関心致します。 何事も一番最初の人が一番苦労しますから。
先日は所用で港区まで。
田舎好きの私は滅多に東へ行かないので珍しくて思わず撮影。 この辺の人は別に気にしたりしないのでしょうね・・・。これで雪でも降ったら綺麗だろうな~とボーっとしておりましたら職質掛けられそうなのでさっさと移動。
今年の年末は都内散策したいのですが、う~んやはり帰省する事になるのか、面倒です。
中野店サービスというより、芦田の独り言でした。
- | 2011年11月27日16時36分 | カテゴリー:サービス |