不定期連載 男の子回路を刺激する物
皆様こんにちは、日中はハーレーに乗って調度いい陽気になりはじめましたね。もう1ヶ月もすると本格的なシーズン到来ですね。
ハーレーと言えば「鉄馬」と言われるほど鉄(金属)部分が多いのは皆さんご存知ですよね。
今だOHVのエンジンも、伝統の外観や歴史的背景などいわゆる「男の子回路」をがっちり刺激するものと私は感じております。
そこで今日は私のまったくの個人的主観で私の「男の子回路」を刺激してしまったモノたちをご紹介する事にします。
第一回の今回は私(と家内)が愛用しております、フライパンと中華鍋です。
一見、何の変哲もない鍋達ですが、じつはこの鍋は持ち手を含め全て一体で「鋳造」で出来てます。
材質はもちろん「鉄」、テフロン加工も何もしていない、家庭用ではあまり無くなってしまったモノです。
「鋳造」は砂型にとかした金属を流し込み造る事を言いますが、この鍋がすごいのは調理する部分の鉄板の厚さが1.5㎜と非常に薄いのです。
ですから熱伝導がとても速く、食材の表面が均一に焼け美しい焦げ目がつく事と、鋳造時に炭の成分も混ざっているので、遠赤効果で食材の芯まで火が通るんです。
鋳造でこのような薄い鉄板を作るのは非常に難しく、日本の町工場が持つ非常に緻密で繊細な鋳造技術で作られているのです。
鉄は油のなじみが良く、この鍋に関しては熱を入れてから普通に調理すればほとんど焦げ付く事がありません。
実はこの鍋いわゆる「プロ用」です。
焦げ目が均一で見た目良く料理を出さなければならない、注文を受けてから出来る限り早くフライパンに熱を入れなければならない、そして1日に数十回も使用するとテフロン加工などすぐに取れてしまう、持ち手も別に製造したものをリベットや溶接では何年も使えない。
それらのプロの調理人達の厳しい条件を真っ向から受け止め、職人技で造り出された素晴らしい1品なのです。
どうです?欲しくなりませんか?
私の「回路」はバッチリ刺激されてしまいました。
こんな感じで、家庭のキッチンにぶら下がっていると
「鍋達よゴメン、いつかもっと料理の腕上げるからね…。」
昨日の定休日はプロ用の中華鍋でど素人の清水がチャーハンを家族に振る舞いました。