お知らせ

ザ・チーフM SEASON 48

~事件解決への序章~

 

 

 

 大介ちゃんが誘拐されてから丸3日の時間が経過。

 

―署内―

 

「チ チ チ・・・」 壁掛け時計の音

 

チーフ:

「シンペイ、その後犯人からの連絡はどうだ?」

 

シンペイ:西野家の居間から携帯でチーフと会話

 

「あれからはまだ何の動きもありません。それよりチーフ、

 キャンペーンの方はどんな感じですか?」

 

チーフ:

「今、マコさんと谷やんに情報洗い直してもらっているところだ。

 とにかく今回は、これまでに無いインパクトを与えたいと考えているところだ。」

 

シンペイ:

 「わかりました、チーフ 僕の方でも何か心当たりあるものを検討してみます。」

 

チーフ:

「わかった、引き続きそこで待機してくれ。些細なことでもいい、何か気になる点など

 解決の道筋になるヒントがあれば直ぐに連絡をくれ」

 

チーフ:携帯電話を静かに机に置く。視点を遠くに置き、しばらく考え込む。

    マコさん、谷やんがドアを開け入ってくる。

 

マコさん:これまでのキャンペーンの資料を片手に

 

「チーフ、前回までのキャンペーンの内容等を再度見直したんですが、

 かなり多くの人たちがこの時期恒例となっているキャンペーンを待ち望んでいるようです。」

 

谷やん:マコさんの横で相槌を打ちながら

 

「それとやはりより多くの人たちとこれまでの実績を踏まえて、

 例年通り各拠点での共通したキャンペーンも有効かと思います」

 

チーフ:左手で顎をさすりながら頷く

 

「そうだな、全拠点共通のキャンペーンも待ち望んでいるのかも知れないな・・・」

 

マコさん:

「それとやはり時期が重要な要素になってくると考えられます。

 今は時期的に梅雨ですし、なかなか動きが取りづらいのでないでしょうか。」

 

谷やん:

「自分もマコさんと同じ意見ですね。時期を見極めてキャンペーンを

展開した方が・・・奴も今ここで動けば自分だけが目立つことになるので、

しばらくは様子見になるんではと思うんですが・・・」

 

チーフ:

「そうだな、時期の問題か・・・

 7月の中旬ころからの展開ってのはどうだろう?」

 

谷やん:

「いいと思いますよ。その辺だとこちらとしても準備期間が取れますし、

 いいキャンペーンを張れそうな気がします。」

 

マコさん:

「それとチーフ、各拠点ごとに独自色を出すのどうですか。」

 

チーフ:

「確かに拠点ごとに独自色を打ち出すってのはいいアイディアだな。

 例えば・・・我れのところは

『ロングホークキャンペーン 2インチオーバーから6インチオーバーまで

 ¥39,800!』ってはどうだろう。」

 

マコさん、谷やん:

「いいですね、チーフ!」

 

マコさん:

「ソフテイル、ダイナ、スポーツスターなら何でも0Kって感じで

 いいんじゃないですか」

 

チーフ:

「時期は717日(土)から1ヶ月間でキャンペーンを張ろう。

 より多くの人たちに関心を持ってもらい、その中で奴が動くのを待つ。」

 

マコさん:

「流石ですね!チーフ。」

 

谷やん:

「痺れを切らして奴が出てきた所を押さえる」

 

チーフ:

「大介ちゃんも笑顔で戻ってこられればいいんだがな」

 

マコさん、谷やん:

「大丈夫ですよ、チーフ」

 

 

いよいよ次回、解決へとなるのか チーフよ!

 

 

 

 

 

 

 

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